NPO法人三重のこころを紹介します! 2022年2月8日取材
代表者:森下茂治さん 会員数:6名
〇 活動の目的と活動内容を教えてください
東日本大震災で被災した方の精神的な支援を目的に、2011年にボランティア団体として伊賀市と名張市の有志6人で結成しました。
2011年から2016年まで被災した岩手県、宮城県、福島県の沿岸部の幼稚園、保育園などに忍者衣裳で訪問して、子どもたちに忍者との思い出を作ってもらおうと忍者ショーやインタビューをしました。
2016年には、震災を経験していない園児が大半になったので2017年からは震災の記憶が風化しないように防災、減災啓発活動として「忘れない311(さんいちいち)イベント」を実施しています。
震災から10年後にあたる2021年に岩手県、宮城県、福島県を訪問して「忘れない311イベント」を開催予定でしたが、コロナ禍の影響で延期になっています。状況が落ち着いたら訪問する予定です。
〇 ボランティアの他に、「手裏輪(しゅりりん)」というスポーツの普及活動にも力を入れていらっしゃいますが、手裏輪について教えてください
忍者スポーツ・手裏輪は忍者の武器である手裏剣と忍輪(にんわ)という投げ輪をモチーフに考案したニュースポーツです。
ルールは簡単です。輪投げの要領でポールに忍輪を入れるスタンダード競技、忍輪を投げて穴に入れるボックス競技、そして、リングの中で互いに忍輪を当て合うバトル競技の3つの種目があります。
〇 手裏輪を広く普及させようと思ったきっかけは?
元々、手裏輪は東北を訪問する際に、子ども達に喜んでもらおうと考案したものです。東北に訪問する前に伊賀市内で手裏輪を披露した時、皆さんの反応が良く予想外に人気がでたので地域活性化につながればと思い、普及活動に力を入れることにしました。
〇 やりがいを感じる時はどんな時?
参加者が一生懸命競技に集中している姿を見ると嬉しいですね。
〇 これからの目標は?
2018年、上野東ロータリークラブさんが伊賀市の全小学校に手裏輪を寄贈してくださいました。また、趣旨に賛同していただいた企業や団体のご協力によって、名張市の全小学校にも手裏輪を寄贈、設置する事が出来ました。これを機会に、全国に支部を作り、伊賀地域発祥のスポーツとして全国展開をめざしたいと思います。